田能遺跡
弥生時代のほぼ全期間にわたる集落跡です。
昭和40年、尼崎・西宮・伊丹の三市共同で工業用水の配水場を建設していた時に、土器が大量に発見されました。
その後の発掘調査にて、碧玉製管玉など貴重な遺物が出土し、現在は田能遺跡として国の史跡に指定されています。
敷地内には、「史跡公園」と「資料館 (入館料:無料)」 がありますので、興味のあるほうから見学をどうぞ。
屋外施設「史跡公園」
史跡公園として整備されている屋外の施設からご紹介します。
発掘された遺構は現在の地面から約3m下に保存されています。土盛りをして住居や倉庫などが復元されました。
円形平地住居と方形堅穴住居は、実際に中へ入ることが可能ですので、
興味のある方は内部の様子を直接見ることができますよ。
住居だけでなく高床倉庫も復元されています(見学は外観のみ)。
墳墓
17基のお墓が発見されており、棺の出土場所には花壇が設けられています。
土壙墓や木棺墓、甕棺墓など、出土時の写真とともに分かりやすく説明されており、
一部は実物を資料館で見ることができますので、お時間があれば資料館に立ち寄ってみてはいかがでしょうか?
資料館
出土した遺物がテーマごとに展示されています。
営業時間:10:00~17:00 (入館は16:30 まで)
定休日:月曜日(月曜日が祝休日の場合はその直後の平日)、年末年始(12月29日から1月3日)
入館料:無料
アクセス
*最寄駅からは距離がありますので、バスの利用をおすすめします。
*阪急線・JR線の複数の駅からのルートがありますが、こちらでは阪急神戸線「園田駅」からのアクセスをご紹介します。
阪急神戸線「大阪梅田駅」より「園田駅」まで。(所要時間:約10分)
「園田駅」より阪神バス20番、JR猪名寺行き、「田能口」下車(所要時間:約8分)
田能資料館まで徒歩約15分