私が実際に歩いた「南海堺東駅~古墳沿いのウォーキング~JR百舌鳥駅」コースをご紹介します。
スタート地点(堺市役所)
仁徳天皇陵古墳は内部の公開をしていないため、地上で見学できる箇所は、拝所と古墳周囲からとなっています。少し高い場所から古墳を見ることができるスポット3ヶ所を含めたコースを今回ご紹介します。
まず最初の眺望スポット「堺市役所の展望ロビー」にて古墳を見渡してから、ウォーキングに出発しようと思います。
最寄駅の「南海堺東駅」より徒歩約5分の堺市役所へ向かいます。
市役所は本館と高層館の2つあり、高層館のエレベーターで21階にある展望ロビーへ。
展望ロビーは市役所の最上階、地上80mにあり、360度ぐるりと眺望を楽しむ事ができます。エジプトのクフ王ピラミッド、中国の始皇帝陵と並ぶ世界3大墳墓のひとつ、仁徳天皇陵古墳をこんな感じで見渡すことができます。
営業時間:9:00~21:00
定 休 日:年中無休(堺市役所全館停電日を除く)
料 金:無料
令和6年7月1日より、開館時間が21時までとなりましたので、夕焼けや夜景も楽しめそうですね。展望ロビーは無料ですので、気軽に上ってみてはいかがでしょうか♪
永山古墳近くの陸橋
堺市役所から約20分で永山古墳に到着しました。永山古墳とは、仁徳天皇陵古墳の10基以上ある陪塚(大型古墳に隣接するように造られた小型古墳)のひとつです。
仁徳天皇陵古墳とは道路一本隔てた所にありますので、歩道橋を渡ります。
2つ目の見学スポット「永山古墳南側の榎橋歩道橋上」からは、仁徳天皇陵古墳をこんな感じで見ることができます。
仁徳天皇陵古墳
三重の濠が巡らされている仁徳天皇陵古墳の一番外側の濠に、到着しました。このあたりから濠沿いに進んでいきます。
所々でこのように拝所までの距離が分かりやすく表示されています。一周約2.8kmありますが、今回は半周ほど歩いてJR百舌鳥駅を目指します。
拝所に行くまでに、陪塚の「丸保山古墳」「銅亀山古墳」もあるようですね。
住宅沿いに進んだり、拝所近くになると公園を通ったりしました。
柵越しには、こんもりした森にしか見えませんが、「宮内庁」の表示を見るとやはり古墳なんだなと実感しますね。
途中、表示を確認しながら、柵越しに進みつづけます。
このあたりから公園へと入っていきます。
先程までとは違う表示が出てきて、目指す拝所が「正面」と表示が変わりました。あと650m、頑張って歩きます。
途中、季節の花に癒やされながら、
また陪塚の銅亀山古墳を横に見ながら、進みます。
大きな道路へ出てきました。
拝所はこの道路沿いにありますので、松並木沿いに最後のひとふんばりです!
拝所に到着~♪ 堺市役所から約50分かかりました。
百舌鳥古墳群ビジターセンター
拝所近くには、ビジターセンターがあります。
館内のシアターで、古墳や堺の歴史文化を迫力ある8K空撮映像で楽しむことができます。他には観光案内所やレンタサイクルの貸出等がありますので、私のコースとは逆パターンで、先にこちらで情報を仕入れてから堺市役所へ向かってもいいかもしれませんね。
開館時間:9:00~18:00
休 館 日:年末年始
入 館 料:無料
ゴール地点へ (JR百舌鳥駅)
JR百舌鳥駅のスグ手前に、陪塚の「収塚古墳」があります。周囲に濠がないため、かなり近くで見学できました。
ビジターセンターから約5分で、JR百舌鳥駅に到着です♪
3つ目の見学スポット「JR百舌鳥駅の陸橋」です。左奥に、直前に見た収塚古墳と、その向こうに仁徳天皇陵古墳が右奥に伸びているのが確認できますね。
お疲れさまでした~!
アクセス
今回の私が利用した区間でご案内します。
・大阪梅田方面より
往路:大阪メトロ 御堂筋線「梅田駅」より「なんば駅」まで。南海高野線へ乗り換え。
「南海難波駅」より「堺東駅」まで。所要時間 計約35分。
復路:JR阪和線「百舌鳥駅」より「堺市駅」まで。阪和線区間快速へ乗り換え。
「堺市駅」より区間快速にて「天王寺駅」まで。大阪環状線へ乗り換え。
「天王寺駅」より「大阪駅」まで。所要時間 計約35分
感想
世界遺産の百舌鳥古墳群の一部を散歩しに行きました。今回訪問できたのは「仁徳天皇陵古墳」といくつかの陪塚でしたので、他の古墳や拝所の向かいにある「大仙公園」など、数回に分けて巡ろうと考えています。
歩くことが好きな方は、お天気や体調を考慮しながら、是非お出かけください。