7月に訪れた大阪府堺市:大仙公園内にある日本庭園をご紹介します。
日本庭園
堺市制100周年を記念して、平成元年3月に開園しました。
最寄駅のJR阪和線「百舌鳥駅」からの所要時間は、公式サイトでは徒歩約10分とありますが、私は今回、公園内を散策しながら向かいましたので、30分ほどかかりました。
開園時間・入園料
開園時間:3月~11月 9:00~17:00 (入園は16:30まで)
12月~2月 9:30~16:30 (入園は16:00まで)
休 園 日:月曜日(月曜日が祝日の場合は翌平日)、年末年始
入 園 料:大人 200円 小・中学生 100円、
小学生未満(要同伴者)・堺市在住の65歳以上・障がいのある方(要証明書)は無料
団体割引あり。
散策ルート
仁徳天皇陵古墳と履中天皇陵古墳の間にあり、総面積2.6haもの広さがある庭園です。「築山林泉廻遊式庭園」という伝統的な庭園様式で、自由に散策できるようになっています。
散策時間の目安は40分とのこと。気持ちの良い青空の下、出発です!
歩いて間もなく、池泉の河口の島にかかる、反橋の「印月橋」と平橋の「映波橋」が見えてきます。
このまま小川沿いに進みます。
歩き続けると、折り返し地点となる広場「桃源台」に到着しました。広場にある「流杯亭」の床面には、堺の友好都市である中国連雲港市から贈られた石に、曲水の原点が再現されています。
この流れ模様が孫悟空の顔に似ているとのことですが、中央あたりにある2つの円を目とすれば、顔のように見えなくもないような、、という感じです。
広場の一角では、牡丹が大事に育てられていました。周辺には桃や梅も植えられており、春のお花見が楽しみなゾーンです。
来た道の対岸を小川沿いに散歩を続けます。
「傘亭」は少し高台にありますので、庭園を一望できます。やっと日陰で涼むことができました~♪
池泉の向こう側には、出入口前にある休憩舎(緑色の屋根)と堺市平和塔(白い塔)が見えています。
また遠くには古墳を見ることができるようです。その方角にあるであろう仁徳天皇陵が「こんもりした森」のうち、どれなのかが私には分からず残念。。
中国にある名勝・廬山を模して造られた築山横の小道を進むと「飛龍瀑」があります。暑い中の散策でしたので、水の流れ落ちる音を聞くだけで、少し涼しくなりました♪
奥に見える休憩舎「甘泉殿」を通り抜けて、池泉沿いに進みます。
くろまつが立ち並んでおり、これまでとは異なる雰囲気を楽しみながら、歩き続けます。
庭園入口の休憩舎まで戻ってきました!散策時間は40分とありましたが、私はぐるっと一周して30分ほどでした。かなり暑い日でしたので、もしかしたら無意識に早足になっていたのかもしれません。
休憩舎
中世末期の納屋衆と呼ばれた豪商たちの集会所を想定して、建てられました。
休憩舎の扉を開けた正面です。休憩できる場所は和室の周りにあるイスとなっており、畳のお部屋は入れないようになっています。
こちらの和室は有料で借りることが可能で、今夏は七夕や重陽の節句での茶会、和菓子作りの講習会などのイベントが予定されています。
庭園を眺められる席が空いていましたので、エアコンの効いた部屋で涼みながら、外の景色を堪能しました。
正面には築山・廬山が見えます。
右前方には甘泉殿、
左前方には映波橋や印月橋、傘亭、
手元には抹茶ラテ。
こちらではドリンク以外に、和菓子もあります。注文は食券制で、屋外の庭園入口近くの券売機にて購入してくださいね。
アクセス(大阪梅田より)
JR線利用:「大阪駅」より大阪環状線にて「天王寺駅」まで。阪和線へ乗り換え。
「天王寺駅」より区間快速にて「堺市駅」まで。各駅停車に乗り換え。
「堺市駅」より「百舌鳥駅」にて下車。 (所要時間:計約40分)
日本庭園まで徒歩約10分。
*今回は大仙公園を散策しながら向かい、駅から徒歩約30分かかりました。ご参考までに。
感想
大仙公園や周辺の古墳をできれば一日で巡りたいと思い、堺まで行きましたが、この暑さの中、一日で興味ある箇所を全て回ることは無理だとわかり、数回に分けて訪れることにしました。大仙公園周辺の見どころを少しずつ分けてご紹介していく予定です。気になる場所があれば、暑さ対策をしっかりした上でお出かけしてくださいね。