安満遺跡公園は大阪府高槻市にある、弥生時代の集落遺跡です。高槻市は大阪府と京都府の中間にあり、JRの新快速・阪急電車の特急が停車します。JR高槻駅前には百貨店が2店舗、JR線と阪急線の間には飲食店を含むお店が多くあり、かなり賑わっている街です。JR線と阪急線は、商店街を通り徒歩10分ほどで行き来できます。とても便利な街にある弥生時代の遺跡を訪ねました。
安満遺跡公園
平成5年に国の史跡に指定された、弥生時代の環濠集落跡を含む集落遺跡です。以前この場所には京都大学の附属農場がありましたが、その跡地を含む場所を公園として整備し、令和3年に開園しました。
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園内にはアレンジを加えて再現された環濠や方形周溝墓があり、弥生時代の暮らしぶりを知ることが可能です。他には様々なイベントが開催される広場をはじめ、レストランやカフェ、ランニングステーション等があります。
安満遺跡
約2,500年前の弥生時代の環濠集落跡を含む遺跡です。
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環濠(写真:左)は一部分です。濠は、次に紹介する農場時代の建物を囲むように巡らされていますので、かなりの大きさであることが想像できることと思います。
方形周溝墓(写真:右)は四角いお墓で、こんもりしたお墓を間近に見ることが可能です。
旧京都大学 高槻農場の建物
農場建物は、国の登録有形文化財(建築物)に登録されており、白壁と赤屋根が印象的な4つの建物は新たな施設として保存されています。
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旧本館は休憩所兼レストラン、旧別館は映像やレプリカで弥生時代の様子を紹介するスペース、旧加工室は土器作りなどの歴史体験ができる体験室、旧農具舎はバックヤードとして利用・使用されています。
散歩コース
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園内にはウォーキング・ジョギングコースとして、1.5kmと1.1kmの2コースが設定されています。1km歩くのに15分かかるとすれば、気負わずに歩いたり走ったりできるのではないでしょうか。
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コース通りに歩いてみるのはもちろん、「ドングリの森」や農業用水を利用した「せせらぎ」などに寄り道しても楽しめると思います。
アクセス
- 大阪梅田方面より
JR京都線「大阪」駅より新快速にて、「高槻駅」下車(約15分)
「高槻駅」より徒歩13分
阪急京都線「大阪梅田」駅より特急にて、「高槻市駅」下車(約20分)
「高槻市駅」より徒歩10分
- 京都方面より
JR京都線「京都」駅より新快速にて、「高槻駅」下車(約15分)
「高槻駅」より徒歩13分
阪急京都線「京都河原町」駅より特急にて、「高槻市駅」下車(約20分)
「高槻市駅」より徒歩10分
まとめ
最近はにわか雨に遭うことが多く、仕事以外は外出を控えていましたが、天候の急変がなくなったように感じますので、普段着でウォーキングできそうな公園に行ってみました。非常に日差しが強い日でしたので日傘をさしながら、気軽にぶらぶらと歩くことができました。
大阪からも京都からもアクセスのよい場所ですので、「遺跡を見に行く」と意気込まずに、駅周辺でのお食事やお買い物の前後に立ち寄ってみてはいかがでしょうか♪