7月第2週の様子をお届けします。
矢田寺
矢田寺は、正式には「矢田山 金剛山寺」といい、天武天皇の勅願寺です。開山当初は七堂伽藍48ヶ坊ありましたが、現在は4つの僧坊で成り立っています。
山門をくぐり目の前の石段を上ったところで振り返ると、山門と町並みが見下ろせます。
まだまだ石段は続きます。
200段以上の石段を上りきりました~!
矢田丘陵の中心である矢田山の中腹に位置していますので、いい眺めです♪ 気温が高い中を上ってきましたが、風を受けながらこの景色を見ていると、汗がひき心が洗われるようでした。
正面にはご本堂が見えています。現在ある4つの塔頭「大門坊」「南僧坊」「北僧坊」「念佛院」のうち、大門坊はすぐ右手に、他の3つはご本堂の近くにあります。
ご本堂は平成の大修理を経て平成15年に落慶しました。
境内には、天武天皇をお祀りする御影堂や大師堂など、多くのお堂が立ち並んでいます。
あじさい寺
矢田寺は「あじさい寺」とも呼ばれ、約60種1万株の紫陽花が植えられています。
毎年、開花状況に合わせて「あじさい園」が開園し、今年は5月下旬~6月いっぱい開園していました。この期間のみ、入山料は有料となります。
訪問日は7月の第2週でした。既に色あせているものもありましたが、まだまだキレイに咲いているものもあり、ぎりぎりセーフで初夏の花を鑑賞できました♪
この日は剪定作業をされていました。来年もキレイな紫陽花を楽しめるようお手入れいただき、ありがとうございます。
拝観時間・拝観料
拝観時間:8:30~17:00
拝 観 料 :無料
*「あじさい園」開園中のみ、有料
大人:700円 小学生:300円
お供え料のため、団体料金の設定なし。
味噌なめ地蔵
味噌なめ地蔵は、自家製の味噌を口元に塗ると味が良くなるという言い伝えがあるお地蔵さまです。
左右の紫陽花は色あせていますが、右側の小さなお地蔵さま周辺の紫陽花はまだキレイに咲いていました。
矢田寺八十八ヶ所霊場巡り
本堂の裏にある山には、矢田寺八十八ケ所霊場があります。
四国八十八ケ所霊場の各札所のご本尊様と弘法大師様の石仏があり、お参りできるようになっています。
巡拝コースは一周約3.5キロ。平坦な道であれば1時間ほどかと思いますが、自然たっぷりの山道を歩きますので、1時間半~2時間ほど見ておくほうがいいかもしれません。
私は帰りのバスの時間を考えながら歩きましたので、1時間15分ほどで一周しましたが、舗装されていない道を急いで歩くのは正直なところオススメできませんので、お時間に余裕があるときに巡ってみてくださいね。
霊場巡りは、運動靴やトレッキングシューズがオススメです。結構アップダウンがあり、前日までの天候によっては、ぬかるんでいる箇所がありますので、足元には十分気をつけてください。
アクセス(大阪梅田より)
- 「JR大和小泉駅」より、矢田寺までバス利用の場合
JR「大阪駅」より大和路快速にて「大和小泉駅」まで。(所要時間:計 約45分)
「大和小泉駅東口」より奈良交通バス71系統・72系統にて「横山口」停留所まで。(乗車時間:約20分)
バス下車後、山門まで徒歩約25分。
- 「近鉄郡山駅」より、矢田寺までバス利用の場合
JR「大阪駅」より大阪環状線にて「鶴橋駅」まで。近鉄線へ乗り換え。
近鉄奈良線「鶴橋駅」より快速急行にて「大和西大寺駅」まで。橿原線に乗り換え。
近鉄橿原線にて「近鉄郡山駅」まで。(所要時間:計 約1時間)
近鉄郡山駅より、奈良交通バスの「近鉄郡山駅」停留所まで徒歩約5分。
20系統のバスにて終点「矢田寺前」まで。(乗車時間:約20分)
バス下車後、山門まで上り坂を徒歩約5分。
*矢田寺行きのバスの便はかなり少ないため、事前の確認をオススメします。
*参拝後に「矢田寺前」を出発する、丁度いい便がない場合、20分ほど歩くと「横山口」バス停があります。そちらでは1時間に1~2便ありますので、歩く体力気力があればご検討ください。