奈良市 唐招提寺

唐招提寺

759年に唐の高僧、鑑真和上によって創建された「唐招提寺」は、南都六宗の一つである律宗の総本山です。

金堂こんどうをはじめ国宝が多く、見どころも多くあるお寺です。

金堂は、南大門から入ると正面に見えており、奈良時代（８世紀後半）の代表的な建築物です。
三体の仏さまが安置されており、中央にはご本尊の盧舎那仏坐像、両側には薬師如来立像と千手観音立像が並んでいます。

いずれも国宝に指定されていますが、中でも千手観音さまは必見です！
こちらの千手観音さまは現在953本の腕を持っており、本来は1000本だったそうです。

千手観音さまは、”1本の腕で25の世界を救う” と考えられており、左右の腕40本で1000（40本×25の世界）、プラス前で合掌する2本と合わせて42本の腕であることが多いので、実際に1000本近い腕を持つ姿は圧倒されますよ～！

右側へ進んでみると、奥に講堂が見えてきます。

ここで立ち止まって、目の前に見える４つのお堂を観察すると、
左から、金堂・講堂・鼓楼（黄の矢印）：国宝。
一番右の礼堂らいどう（白の矢印）：重要文化財。
国宝と重要文化財が並んでいることに気づき、立派な建築物をしばらく見入ってしまいました。

宝蔵ほうぞう（左）・経蔵きょうぞう（右）も国宝です。

重要文化財の「御影堂」には国宝の鑑真和上坐像が安置されており、毎年６月の３日間のみ公開されます。

公開日以外のお参りは、近くの「開山堂」へどうぞ。

開山堂には、鑑真和上坐像を模した「御身代わり像」が安置されていますので、お時間が合えばこちらへお参りください。

境内を奥へ進むと「鑑真和上御廟ごびょう」があります。

杉木立と苔庭の中を通りながら、鑑真和上の墓所をご参拝ください。

11月下旬の紅葉状況です。キレイに色づいていましたよ～🍁

～金堂周辺～

～金堂周辺～

～はす池周辺～

～鑑真和上御廟～

～宝蔵近く～

拝観時間： 8:30～17:00（受付：16:30まで）
拝 観 料：大  人　1,000円
　　　　　高校生/中学生　400円
　　　　　小学生　200円

JR大阪駅から、JR線と近鉄線を利用して「西ノ京駅」まで１時間強。
西ノ京駅から唐招提寺までは、東出口から徒歩約10分です。

西ノ京駅からは、もう一ヶ寺「薬師寺」も近くにありますので、お時間のある方は薬師寺へもお参りされてはいかがでしょうか？

“昔ながらの製法で作られた、なめ味噌” です。

白ごはんや冷奴にそのままのせたり、今からの時期ならおでんにつけたり等、いろいろ楽しめそうです♪